母のために、介護でも学んでみようかな。
子どもも大きくなったし、そろそろ社会との接点も欲しくなってきた。
でも、正社員として働いたこともないし…
そんな時、未経験でも派遣で介護の仕事ができることを知った。
応募すると、すぐに電話がかかってきた。
一つひとつの疑問や不安に寄り添い、じっくりと話を聞いてくれた。
「まずは、やってみましょう。向き不向きのある仕事ですから」
そうだ。向いてないなら、やめればいい…そんな軽い気持ちで仕事を始めた。
始めてみると、ベッドの下から食べかけのハンバーガーが出てきたり、
入居者さん同士が喧嘩したり…、
日々の珍事を誰かに聞いて欲しくて、営業さんに電話で報告した。
1 年が過ぎた頃、施設長に「正社員になってみない?」って言われたことを営業さんに報告したら
「本当になりませんか?」とすぐに三者面談をしてくれて、私は正社員になった。
施設長も「これからもずっと一緒に働けるなんて嬉しいよ」と言ってくれた。
母のために始めたつもりだったけれど、実は私の天職だった。
新しい自分に、ココロが笑う。
ココロおどる、
快護をつくる。